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製品概要

 分析室の効率的な運用のために、設置場所をとらない最大56検体を搭載・連続分析が可能なCOD自動測定装置です。
○最も小型です。
○搭載検体数が最も多い。
○JIS K0102-1998に完全対応 
○LANを介してのデータ入出力に標準で対応しています。
など、数々の特長を備えて登場した COD-3000は長年培かわれてきたマイクロニクスの自動化技術が結実した、COD測定の決め手です。

特徴

①試料採取量(希釈率)を試料毎に個別設定できます。
②希釈水量は試料採取量に応じて、試料+希釈水量が100mLになるように自動注入されます。
③試薬はCOD測定における、硫酸や過マンガン酸カリウム等の腐食性薬品の使用や、銀塩の析出等の悪条件下での長期使用を考慮し、トラブルの要因となりやすい電磁弁を排除した空気圧送方式を採用しました。
④56検体(または30検体)を1度にセットできます。予約設定により最大100検体まで連続測定が可能。
⑤コンピュータにより試料や測定値をファイル管理できますので、データ管理が容易です。
⑥滴定量がある範囲を超えた場合、滴定量と試料量より内部演算し、希釈率を変えて再度測定するリトライ機能がついています。
⑦測定が終わった三角フラスコは、自動的に洗浄されますので洗浄の手間が省けます。
⑧ヒータ異常加熱、水浴槽水位低下、メカトラブルなどプログラムを停止し、警報または警告を表示する安全機構があります。

仕様

型式 COD-3000
製品名 COD自動測定装置

試料テーブル

方式 XYテーブル方式
試料容器 250mLポリ容器または500mLポリ容器
試料容器数 最大56検体(250mL容器の場合)
最大30検体(500mL容器の場合)
試料採取方法 電動ビューレットによる計量採取
試料採取量 0~100mL 1mLステップ連続可変
採取量設定方法 パソコンへの指示による (LAN可)
採取精度 繰り返し再現性 CV1%以下(10mLの場合)
希釈水注入方式 電動ビューレットによる
希釈水注入量 0~100mL 1mLステップ連続可変
希釈水量設定方法 試料+希釈水量が100mLになるように自動設定
希釈水注入精度 繰り返し再現性 CV1%以下(10mLの場合)

処理テーブル

方式 循環テーブル方式
処理容器 300mL 三角フラスコ
処理容器数 10個(自動洗浄の上、循環使用)

硝酸銀添加

計量方式 電動ビューレット
添加量 パソコン設定により個別に添加量を設定
最大添加量 20mL

計量管

液の種類 (1+2)H2SO4、5m mol/L KMnO4、12.5m mol Na2C2O4
注液量 各10mL
注液精度 CV 0.5%

滴定部

測定範囲 5m mol/L-過マンガン酸カリウム0~10mL
滴定装置 AT-420(京都電子工業製)
滴定方式 過マンガン酸カリウムによる酸化還元電位差法
滴定ビューレット 電動ビューレット
容量 10mL
滴定温度 55℃~65℃

加熱沸騰部

加熱方式 沸騰水浴式
加熱時間 30分
補水 センサーにより自動補給(プレヒート付き)
沸騰水浴槽 試料容器 max.5個浸漬

自動洗浄部

機構 三角フラスコ反転排液洗浄
洗浄方法 洗浄水吹き付けによる
排液 1次排液はタンクに回収
2次以降は直接排液

制御・管理

制御方式 シーケンスコントローラによるプログラム制御
コンピュータ Windows版
ディスプレイ 15インチ液晶カラーディスプレイ
LAN対応 データの入出力に対応

筐体・ユーティリティ

外形寸法 約 幅1800×奥行き670×高さ1500mm
重量 約 250kg
電源 AC100V 50/60Hz 16A
空気圧源 Air 0.4 MPa 以上
給水 水道水など ゲージ圧 40 KPa 以上
希釈水 : 蒸留水(20Lタンク溜め)